暖房器具の特徴
電気カーペットとこたつは、体に直接触れる部分を温める暖房器具です。一方、エアコンは部屋全体の空気を温めます。電気カーペットとこたつは部屋全体を温めることはできませんが、局所的に効率よく暖をとることができます。
消費電力と節電のポイント
節電するには、消費電力を抑えることが重要ですが、あまりに低すぎると十分な暖房効果が得られない可能性があります。
例えば、1畳用の電気カーペットの消費電力は210W、3畳用では720Wです。面積が大きいほど消費電力が高くなりますが、サーモスタットで温度制御するため、実際の消費電力は定格よりも低くなります。
6畳用エアコンの暖房時消費電力は125~1410Wの範囲で変化します。運転開始時は消費電力が高くても、室温が安定すれば省エネ運転に切り替わり、消費電力が下がります。
こたつの消費電力は通常500W又は600W程度で、サーモスタットによる温度制御で実際の消費電力は定格より低くなります。
節電のための暖房器具選び
単純に節電を優先するなら、必要最小限のサイズの電気カーペットを選び、断熱シートを併用して温度設定を低めにすることで、電気代を抑えられます。
エアコンは部屋全体を温められる利点がありますが、窓の断熱性を高め、設定温度を低めにすることで節電につながります。暖房器具にはそれぞれ特性があるので、自分の生活スタイルに合わせて、節電と快適性のバランスを考えながら選ぶことが大切です。